プロムナードコンサート`98

    日時:’98.03.29
    開演:13:30
    場所:長崎市民会館文化ホール
1 st Stage 【MARCH‘S】 指揮者 烏山 卓
  • コマンド・マーチ(Command March)
  • ヴァルドレス(Valdres March)
  • カタロニアの栄光(March Glory Catalonia)
  • ボギー大佐(Colonel Bogey)
  • 星条旗と永遠なれ(The Stars and Stripes Forever)
2 nd Stage 【POP‘S】 指揮者 藤島 敏郎
  • ストライク・アップ・ザ・バンド(Strike up the Band)
  • すべてをあなたに(Saving All My Love For You)
  • 私のお気に入り(My Favorite Things)
  • 慕情(Love is A Many Splendored Things)
  • ベニー・グッドマン・メドレー(Benny Goodman Medley)



曲紹介

1 stStage
昨年マーチを積極的に演奏するバンドが誠にもって少ない気がします。もともと歩くための音楽だから面白くないのでしょうか? いえいえとんでもない。メロディックかつリズミック、そしてなによりこれ程吹奏楽にマッチした音楽はありません。今回はそんな私の気に入っている5曲のマーチを取り上げてみました。
マーチのおもしろさの一つはそのお国柄の個性にあります。今回演奏のアメリカ、イギリス、ノルウェイ、そして日本の5つの国のマーチを聴けば各々の個性の強さ、そして音楽性の豊かさに惹かれます。米国人スーサの「星条旗よ永遠なれ」、英国人アルフォードの「ボギー大佐」はさすがに米英のマーチ王と言われた2人の曲だけに脱帽すべき素晴らしさを感じます。又、ノルウェイ人ハンセンの「ヴァルドレス」、日本人の間宮芳生氏の「カタロニアの栄光」を聴けば異色のキャラクターに非マーチ的な持ち味を感じます。さらに、「コマンドマーチ」は私が好きなハーバー的な魅力の唯一のマーチ作品であります。私の大好きなこれらのマーチを皆さんにも気に入って頂ければ言うことなしです。
申し訳有りませんが、楽譜の都合上2曲目は、【MARCHE LORRAINE】に変更になっています。



2 ndStage
吹奏楽の面白さはポップス・ジャズも聞ける点にあります。尚、2部のステージでは、当団の傍らジャズの楽隊もこなす藤島敏郎の指揮でお聞き頂きましょう。
【ストライク・アップ・ザ・バンド】
ガーシュインと言えばアメリカの古典的な作曲家となっていますが、彼はそもそもブロードウエイの数々のヒットミュージカルを手がけた作曲家でありました。この曲もそんな彼のヒット作の一つであります。
【すべてをあなたに】
脇の下がこそばゅくなりそうなこんな題名の曲に言うべき事はなにもありません。 ホイットニー・ヒューストンのヒットナンバーでございます。
美香ちゃん(浦川さん)のと〜ぉっても甘いアルトサックスソロを楽しんで下さい。
【私のお気に入り】
ご存知「サウンド・オブ・ミュージック」の中で主人公マリアがトラップ一家の恋に悩む娘を勇気付ける為に歌う一曲ですが、ここでは、ジャズの大巨匠J・コルトレーンのヴァージョンの原曲によるご機嫌なアレンジで演奏します。
とぉ〜ても難しくて、藤島氏(指揮者)の厳しい指導のもと今日までがんばってきました。
【慕情】
香港を舞台にした、米国人の新聞記者と現地の混血人の看護婦の悲恋を描いた1955年アメリカ製の古典的大恋愛名作映画の主題です。ところでこの曲、オペラ「蝶々婦人」のアリア「ある晴れた日に」が原曲なの知ってます?
ホルン@ちょんちゃんこと(古田夫人)ホルン@たけちゃん(竹内君)との美味しいかけあいソロを御堪能下さい。
【ベニー・グットマン・メドレー】
言わずとも知れた「キング・オブ・スウィング」ベニー・グットマンの思わずワインでもくれと言いいたくなるようなヒットナンバーをメドレーでお楽しみ下さい。
シング・シング・シング、クラリネットソロ鮫島君のリピートで戻ったときのフラッターを聴いてくださいね。

当日はたくさんのみなさんにお越しいただき、まことにありがとうございました。
次回演奏会は11月22日(日)長崎平和会館にて開催いたします。
ご意見ご質問は ncsb_post@ncsb.halfmoon.jp までメールをお願いいたします。