大盛況 終了
1部
一部はウィンドアンサンブル(吹奏楽)の為に書かれた曲をお届けいたします。
◆ミュージック・メーカーズ
1967年にリードの自身の指揮により初演された、まさにウィンドアンサンブル(吹奏楽)の為に書かれた曲。アーサー・オシャウニーの詩、”私達はミュージックメーカー 私達は夢のまた夢 私達は世界を永遠に動かし、揺らす 喜びをもって夢見る人は 力と王の冠の征服者となろう 新しい歌の三小節は 王を下すことができる” 音楽する喜びを心から伝える活気にあふれた序曲です。
◆イギリス民謡組曲
1923年王立軍楽学校にて初演された曲。三つの楽章からできていて、第一、第三楽章は快適なマーチの形をとり、第二楽章はゆっくりとした美しい間奏曲となっている。いずれも題名どおりイギリスの民謡がモチーフに使われている。第一楽章”日曜日に17歳になる””可愛いキャロライン”、第二楽章”いとしの我が子””緑のしげみ”、第三楽章”朝霧を吹き払え””背の高いドイツ人””とても高い木”そして”ジョン・バリーコーン” この曲は、はじめウィンドアンサンブル(吹奏楽)に作曲され、後に管弦楽に編曲された曲です。
◆聖フローリアンコラール(St. Florian Choral)
作曲者のトーマス・ドスは1966年オーストリア生まれの作曲です。ブルックナー音楽大学で学び、ウィーンの音楽学校やザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学、マーストリヒト音楽院等で学んだ後、渡米、ジョン・ウィリアムスのもとで映画音楽に携わっていた作曲家です。その影響を存分に受けた、華やかでシンフォニックな彼の、ハーモニーのきれいなコラールです。今後注目の作曲家ですね。
◆巫女の詠えるうた
日本の作曲家の中でも大御所、”大栗裕”氏の作品で、吹奏楽のための作品を旺盛に残している作曲家の一人です。この曲は1979年8月、尼崎市吹奏楽団創立15周年を記念して作曲された作品です。楽譜がなかなか手に入らないので、演奏される機会の少ない曲ですが作曲者の独特の世界観が表現され、奏者には独特の緊張感を要求されますが引き込まれる楽しい作品です。青森県”恐山”の巫女さんをモチーフに書かれた作品で、怪しい雰囲気や霊媒がはじまり、霊が語りだすような場面など、イメージしながら聞いてみるもの面白いと思いますよ。(※:当初この曲を今年度のコンクール自由曲にする予定でしたが、各パート編成の都合上断念いたしました。又、改めて取り組みたい曲の一つになりました。:HP管理者談)
2部
二部はもともと管弦楽に為に書かれた曲を吹奏楽アレンジされた曲をお届けいたします。
◆ウインザーの陽気な女房達・序曲
歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」はシェイクスピアの名作喜劇を、オットー・ニコライが作曲した3幕からなるオペラ。今回演奏する序曲は同歌劇中の名旋律を各所にちりばめられた美味しい所取りの名曲です。 物語は、かなり落ちぶれた往年の騎士フォルスタッフはかなりな勘違い親父、そのフォルスタッフを中心としてさまざまなどたばたエピソードを交え、多彩な飽くの強いキャラクターがぞくぞく登場して、賑やかながらも混乱気味に物語りは進み、最後は全員参加で大団円、和やかな晩餐で幕を閉じる。音楽も終始愉快な感じの曲です。オペラだからって敷居の高いものではなくて、どたばた歌劇なんですよ。
◆スラブ舞曲
アントニン・ドヴォルザークがもともとピアノ連打の為に作曲された曲を、作曲者自身が全曲管弦楽編曲したものです。第一集第二集の2つからなり合計で16曲からできています。今回はその中から第1,2,8,3番をメドレーでお送りします。どれもすっきりとしたステキな曲ばかりです。(※:一つ一つがいい曲なのでメドレーにすると少し気持ち悪いんですがね。第二番とか”のだめ”の劇中音楽でよく使われてましたよ。:HP管理者談)
◆タンホイザー・序曲
リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成される歌劇。こちらのオペラはファンタジースペクタクルです。内容に興味のある方はインターネットでもたくさん紹介されていますので、そちらをごらんください。出だしの美しいメロディーからはじまり最後はこれぞシンフォニーと言うほどの音の厚みをご堪能あれ!!(※:やっと最後の曲です。この辺までくると団員の体力も限界に近づいています。少しでも気を緩めると音楽がとんでもない方向へ行ってしまわないように気をつけないとね。:HP管理者談)
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