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演奏終了から

演奏開始時間は?
演奏会ポスター
Image: 第27回定期演奏会 : ポスター
演奏会内容
内容: オリジナル
会場: チトセピア
ホール
開催日: 2006/04/22
開場時間: 13:00
開演時間: 13:30
入場料: ¥500円
高校生以下
無料>
曲目: 大学祝典序曲
タンツィ
交響曲第8番
入場者数: 当日61名
前売130名
ハガキ2名
学生78名
総数271名
関係先リンク
* 長崎市民吹奏楽団
 電脳指揮者
* 社団法人全日本吹奏楽連盟
* Bagpipe Performer, 日本
* 団員大募集中
宣伝隊の記録
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この曲に期待!!

大盛況 終了

1部
◆長崎市民吹奏楽団のためのファンファーレ(中橋愛生)
2004年の30周年記念演奏会を記念して、作曲していただいた長崎市民吹奏楽団の為のファンファーレです。

◆大学祝典序曲
(ヨハネス・ブラームス)

ブラームスは演奏会用の序曲を2曲残しました。「悲劇的序曲」と「大学祝典序曲」がそうです。1876年ブラームスはイギリスのケンブリッジ大学から名誉博士号を贈られますが船旅を嫌って授与式を辞退します。そしてその3年後にポーランドのブラスラウ大学からも名誉博士号を贈られるのですが、船旅の必要もないことからありがたく申し出を受けます。しかし祝典用のファンファーレ的な曲をブラームスが毛嫌いしてことから感謝状を書いて済まそうとしていたところに、推薦者で友人でもあった人物からなにか楽曲作品を書いて礼を示すべきと説得され書き上げたのが「大学祝典序曲」です。内容的には当時の学生の愛唱歌集から題材を採り、接続曲にありがちな散漫さを避け動機の巧みな展開を彼らしい構成力でまとめあげています。さらにこの曲ではブラームスにしては珍しいいくらい打楽器を多彩に用いています。(ティンパニ以外に大太鼓・小太鼓・シンバル・トライアングルなどを用いてトルコ風の音楽を展開している場面さえあります)初演は1881年ブレスラウオーケストラ協会とブラームス自身の指揮により行われました。

◆タンツィ〜3つのロシア舞曲
(ヤン・ヴァンデルロースト)

多くの魅力的な吹奏楽曲でその名を知られるヤン・ヴァン・デル・ローストの2006年完成の比較的新しめの作品です。魅力的な旋律と多彩なオーケストレーションにより彼の作品には多くの吹奏楽団にとって避けがたい求心力をもっていると言えます。「タンツィ」は日本の神戸シンフォニックバンドとそこの指揮者高橋徹から作曲者への委嘱により完成された作品です。作品は副題にもあるとおり「トレパーク」「ガラヴォット」「トロイカ」のロシアの舞曲を形式的に題材としつつ作曲者のオリジナルの音楽的素材によって作られた組曲です。初演は2006年3月神戸文化ホール大ホールにて神戸シンフォニックバンドと高橋徹指揮により初演されました。

2部
◆交響曲第8番ト長調作品88
(アントニン・ドヴォルザーク)

ドヴォルザークは1841年チェコの田舎のボヘミヤ地方に生まれ、ブラームスに見いだされ「スラヴ舞曲」で一気に有名になりました。その後活動は国外に及びチェコを代表する作曲家と評価を得るに至りました。交響曲第8番は名声を得、最もあぶらののった49才になる1890年に作曲されました。 ちなみにこれ以前からドヴォルザークは専属契約を結んでいた独の出版社ジムロック社に対し、出版時の自名ファーストネーム表記にドイツ語の表記の「Anton」ではなくチェコ語の「Antonin」求めますが拒否された挙げ句、小品を望むジムロック社は第8交響曲を買い叩こうとし遂に堪忍袋の緒が切れたドヴォルザークが英国ロンドンのノヴェロ社に持ち込み出版されたことからこの曲は以前の一時期「ロンドン」とか「イギリス」とか呼ばれることになりました。しかし曲の中身にイギリスの要素は全く関係ありません。 曲の構成はとても興味深い手の込んだ作法が見られます。第1楽章は一応ソナタ形式をとっていますが、冒頭示される第1主題は曲の主調であるト長調ではなくト短調で登場したり、展開部の開始が冒頭と全く同じ開始をさせたり、展開部と再現部の区切りがほとんど無かったりとなかなか独創的です。第3楽章は通常速い舞曲のスケルツォが置かれる所を、チェコ的な優美な舞曲が登場します。終楽章は一般的には変奏曲とされていますが、見方を変えるとロンド形式とソナタ形式の要素も見られたりします。全体は例によって次々と親しみやすいメロディーが聴かれるものの、実際のその中身は実に手の込んだ様々な手法をつぎ込んでこさえられた名曲と言えましょう。

(曲解説:烏山)


第27回定期演奏会
PROGRAM
T  
長崎市民吹奏楽団の為のファンファーレ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中橋 愛生
大学祝典序曲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヨハネス・ブラームス
タンツィ〜3つのロシア舞曲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヤン・ヴァンデルロースト
U
交響曲第8番ト長調作品88・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アントニン・ドヴォルザーク

チトセピアホール
IMAGE: チトセピアホール (長崎市チトセピアホール) 客席数500
長崎市チトセピアホール
(長崎市千歳町5-1)
TEL 095-842-2700
客席数500席

長崎市民吹奏楽団
当団は長崎県長崎市または、近隣に在住または勤務している人によって 構成されている社会人バンドです。
2人の常任指揮者、そして団員は高校生・大学生・社会人と、その構成もバラエティに富んでいます。
練習は毎週水・土曜日18:00〜21:00まで、オランダ坂下(ホテルニユータンダ横)”聖三一教会”にて行っております。

活動内容
当団は春(4月)・秋(12月)年二回クラシック/オリジナル演奏会とジャンルをわけて 年二回の定期演奏会を行っております。5月には私たちが普段練習場にお借りしている三一教会を 開放してのチャリティーコンサート、夏には吹奏楽コンクールに出場、冬にはアンサンブル コンテストへの出場と、年間を通してさまざまな活動を行っております。
その他、各地のイベントへの演奏も行っております。あなたの町にも当楽団が訪れるかもしれません。 その時は、是非演奏会場へ足をお運びください。


当日画像





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