大盛況 終了
今回のプロムナードコンサートは厳選した映画音楽集。アクション作品から西部劇、SF、人間ドラマ等々様々な名作の名曲オンパレードです!
1部
ボルサリーノ(1970)
若いちんぴらコンビが暗黒街でのし上がっていく様を軽いタッチで描いたヒット作で続編まで制作されました。題名の「ボルサリーノ」とはこの主人公コンビが終いに着用するボスの象徴たる帽子のことです。
大脱走(1963)
ジョン・スタージェス監督の男性的タッチで描かれた脱走物の名作です。戦時中の実話を下敷きに100人以上の連合国軍兵士が懸命に掘ったトンネルで逃げ出すお話です。後の大スターがズラリと顔を揃えた壮観なキャストが印象的でした。音楽のエルマー・バーンスタインは軍隊の雰囲気を保たせつつも映画の雰囲気に合わせたコミカルな音楽で画面を引き立てていました。今回は有名な主題曲のマーチに劇中の音楽も交えた極めてオリジナルに近い編曲で演奏します。ちなみにエルマー・バーンスタインは去る8月に82才で亡くなられました。
ヘンリー・マンシーニ・メドレー
数居る映画音楽作曲家の中でヘンリー・マンシーニは特筆すべき才能を有した人で、シンプルな単旋律を中心に粋な味わいの音楽を書かせたら抜群の存在でした。今回は彼の様々な側面を味わうことが出来る代表作5作品のメドレーで演奏します。1曲目は酒により崩壊する若い夫婦を描いた「酒とバラの日々」(1962)、次の2曲は往年の名女優オードリー・ヘップバーン主演の2作。ますはお馴染みの名作「ティファニーで朝食を」(1961)、3曲目は「いつも二人で」(1967)。4曲目は‘ピンクの豹‘の異名を持つダイヤを巡るクルーゾー警部のハチャメチャ活躍が笑える「ピンクパンサー」(1964)。5曲目は戦争により引き裂かれる悲恋を描く「ひまわり」(1970)、締めは60年代のヒットテレビドラマ「ピーター・ガン」の主題曲。以上のメドレーです。
アニメ・メドレー翔べ!ガンダム
機動戦士ガンダムは19790年代後半からテレビで放送され大ヒット、未だに幅広いファンを持つアニメの人気作です。ここでは主題曲から闘いの場面等々の劇中音楽をたっぷりお聴き頂きます。
スタートレック・メドレー
1960年代に大ヒットしたシリーズ(邦題は宇宙大作戦)は世界中に幅広いファンを獲得し、その後も異なる設定のシリーズは続き現在では5作目のシリーズ「エンタープライズ」が人気を博しています。今回はそれ以前の作品のメドレーで演奏します。第1作の「宇宙大作戦」、ピカード艦長以下のクルーの活躍を描く「新・スタートレック」、辺境の宇宙ステーションを舞台に進行する「ディープ・スペース・ナイン」、7万光年の彼方からの帰還を描く「スタートレック・ヴォイジャー」。以上の各々の主題曲をお聴き下さい。
2部
ダンス・ウィズ・ウルヴス(1990)
旧来の西部劇で悪役扱いの定番だったインディアンに焦点をあて、北軍将校との交流をあがいた点で異色の作品で高い評価を得ました。音楽は大自然を背景にした作品では部類の強さを発揮するジョン・バリーでアカデミー作曲賞を得ました。ここでは主題曲から劇中の雄大な音楽までたっぷりのメドレーでお送りします。
黒いオルフェ(1959)
有名なリオのカーニバルを舞台にした情熱的なブラジル映画の恋愛劇ですが作品そのものよりもボサノバを中心にしたラテン調の音楽が有名になりました。
ジョン・ウイリアムズ・サウンドトラック・ハイライツ
ジョン・ウイリアムズと言えばもはや説明不要の映画音が作曲家ですね。今回はヒットシリーズの1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」、感情を持つロボットのお話「A.I」、南北戦争を舞台にした子供の復讐を描く「パトリオット」の3作からお聴きいただきます。
交響組曲「ロード・オブ・ザ・リング“旅の仲間”」(2002)
呪いのかかった指輪を巡るこの壮大なストーリーは3作まで作られ最終の「王の帰還」は多数のアカデミー賞を得るに至ったヒット作です。音楽は近年頭角をあらわしてきたハワード・ショアが実にドラマティックな音楽を提供していました。今回はそんなショアのフィルム・スコアをたっぷりお届けします。
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